お役立ち情報
公開日:
更新日:

【決定版】「物が多い家」の片付けどこから?プロが教える4つのコツ

「物が多い家」の片付けどこから?

目次

なぜ「物が多い家」になるのか?

気づけば家の中が物であふれている。片付けてもすぐに元通りになり、「どうしてうちだけこんなに物が多いんだろう」と感じたことはありませんか?実は、「物が多い家」には共通した傾向があります。それは決して、性格がだらしないからでも、意志が弱いからでもありません。多くの場合、暮らしの変化に物の整理が追いついていなかったり、片付けの正しい順番や考え方を知らないまま、自己流で頑張ってしまっているだけなのです。今回の記事では、もともと片付けが苦手だった整理収納アドバイザーが、片付け初心者のあなたに向けて、物が多い家の片付けをどこから、どのようにすすめればいいのか、ノウハウ・コツを紹介します。

「物が多い家」に住む人の傾向

これまで多くの「物が多い家」をみてきましたが、「物が多い家」に住まわれている方は、以下のような傾向があるように思います。

「物が多い家」には、今は必要ない物があふれている

一人暮らしから結婚、出産、在宅ワークの開始など、暮らしが変われば必要な物も当然変わります。しかし、多くの家庭では「物の見直し」は後回しにされがちです。その結果、以前の生活で使っていた物と今の生活に必要な物が混在し、片付けが追いつかなくなっていきます。

「物が多い家」は、物の定位置が決まっていない

定位置が決まっていないと、使った物を戻す場所がなく、とりあえず置く、積む、押し込むという行動が増えていきます。たとえば、郵便物はダイニングテーブルの上、カバンは床や椅子の上、「あとで使うかも」と思った物は棚の空いているところへ――こうした「仮置きのつもりの行動」が積み重なり「あるはずなのに見つからない」状態が起こり、結果として同じ物を買い足してしまう、そんなケースが少なくありません。

「物が多い家」に住む人は、片付けや処分が苦手

実は私もそうでした。「片付けなきゃ」と思いながらも、どこから手をつけていいかわからず見ないふり。物を減らそうとしても「まだ使うかも」「高かったからもったいない」と手が止まり、結局そのまま元の場所に戻してしまう、、、使いたい物があるのにどこにあるのかわからず、ついつい購入してしまう、、、そんなことを繰り返していました。以前の私のような人はたくさんいると思いますが、それは、あなたに能力がないのではなく、片付けを難しくしている考え方や環境の中で、どう進めればいいか分からないまま生活していただけなのです。

「物が多い家」を片付けるメリットとは

「物が多い家」を片付けることは、見た目が整うだけでなく、日々の暮らしのあらゆる面に良い影響をもたらします。ここでは、片付けによって得られる具体的なメリットをご紹介します。

片付けると、心身ともに健康になる

片付けると、心身ともに健康になる

住環境は、日々の体調や健康状態に直結しています。物の量が適度で片付けられた部屋は、体と心にいい影響を与えます。掃除がしやすく、衛生環境が向上し、その結果ハウスダスト、カビ、ダニ、の発生を抑えやすくなり、アレルギーや呼吸器系の不調リスクを軽減できます。また、散らかった空間は、常に脳を刺激し続けるため、無意識に緊張状態を生みます。片付いた空間はリラックスしやすく、ストレスホルモンの分泌を抑え、心身の疲労回復を助けます。

片付けることで、安心・安全な暮らしが実現する

物であふれた家では、床に置かれた荷物や不安定な家具が原因で、つまずきや転倒事故が起こりやすくなります。特に高齢になると、ちょっとした転倒が骨折や入院につながることも珍しくありません。また、物であふれた家は、地震や台風などの災害時に大きなリスクを抱えています。背の高い家具や積み重ねた物が倒れやすく、避難経路がふさがれてしまう可能性もあります。また、コンセント周りに物が多いと、火災の原因になることも少なくありません。

片付けることで、時間の無駄がなくなる

物が多い家では、「探す」「戻す」といった見えない時間ロスが日常的に発生しています。片付けによって物の量と定位置を明確にすることで、こうした無駄な時間を大幅に減らすことができます。

探し物に時間を使わなくなる

探し物に時間を使わなくなる

物が整理されていないと、鍵・書類・衣類・リモコンなどを探すために、1回あたり数分〜十数分を無意識に浪費しがちです。片付けによって「何が・どこにあるか」が一目で分かる環境になると、探し物の時間はほぼゼロになります。

家事時間が短縮される

床や作業スペースに物が少ない家では、家事の効率が格段に向上します。物をどかしてから作業する必要がなくなり、

・掃除機をかける

・拭き掃除をする

・洗濯物を干す、たたむ

といった行動が最短動線で完結し、時間が大幅に短縮されます。

片付けることで、家計にプラスの効果がある

物が多い家は、実は無駄な出費が発生しやすい状態でもあります。家の中が整理されていないと、「あるはずの物が無い」「家にある物の量が把握できない」状態になりやすく、

  • 同じ日用品を何度も買う
  • 使い切れないストックを増やす

似たような物を重ねて購入する
といった無駄が発生します。

片づけると人を招きやすくなり、交流が増える

片づけると人を招きやすくなり、交流が増える

「散らかっているから人を呼べない」という心理的ハードルが下がることで、家族や友人、同僚を気軽に招けるようになります。人との交流が増えることで孤立感が減り、生活に楽しさや刺激が生まれ、精神的な充実感が高まります。

「物が多い家」に住む人が、やってはいけない片付け習慣

「物が多い家」を片付ける場合、片付けが苦手な方・初心者の方ほど、やってはいけないポイントを先に知っておくことが重要です。ここでは、これまで多くの現場を見てきた整理収納アドバイザーの視点から、「物が多い家」の片付けで避けるべき3つの行動を解説します。

「いきなり全部出す」はおすすめできない

「いきなり全部出す」はおすすめできない

物をすべて出してから片付ける方法は、やる気十分の人にとっては、正しい手順です。しかし、片付け初心者にとってはハードルが高くなることも。物を一気に出すと、部屋はあっという間に足の踏み場もない状態になり、「こんなに物があったのか」と圧倒されてしまいます。片付けに慣れていない人は、まずは引き出し、棚など、範囲を限定してから物を出す、これが継続のコツです。

捨てる前提で考えてはいけない

物は処分しないと減りません。しかし、最初から「捨てなければならない」と考えると、心理的な抵抗が強くなり、判断が進まなくなります。無理に捨てようとするのではなく、「今の暮らしに必要かどうか」という視点で考えることが大切です。結果として手放す物が出てきたとしても、それは後からでいいのです。

先に収納グッズを買いそろえてはいけない

片付けを始める前に、収納ボックスやケースを買い揃えてしまうのもよくある失敗です。物の量や種類が把握できていない状態で収納用品を買うと、サイズが合わなかったり、使い切れなかったりして、逆に物が増える原因になります。

「物が多い家」の片付け、どこから始める?(準備編)

片付けをスムーズに進めるためには、作業を始める前の準備がとても重要です。最低限の準備をし、道具をそろえておくことで、迷いや中断を防ぎスムーズに片付けや物の処分を進めることができます。

どこから始めていつ終わる?まずは計画をたてる

計画をたてるとは、どこからどの順番で進めるか、いつやるか、いつまでに終わらせるかを決めることです。まずは全体像を整理し、無理のない計画を立てることで、片付けを「一時的な頑張り」ではなく「継続できる行動」に変えていきましょう。

どこから、どの順番で進めるか

片付けを成功させるためには、「どこから手をつけるか」がとても重要です。以下の基準を意識してどこから片づけるのかを決めていきましょう。順番を意識するだけで、片付けは驚くほどスムーズに進むようになります。

  • よく使う場所から始める
    リビングやキッチンなど、日常的に使う場所は変化が分かりやすく、片付けの効果をすぐに実感できます。
  • 目に入りやすい場所を優先する
    毎日目にする場所が整うことで、達成感が得られ、自然と「次もやろう」という気持ちにつながります。
  • 判断に迷う場所は後回しにする
    思い出の品や押し入れ、物置などは時間とエネルギーを使いやすいため、片付けに慣れてから取り組むのがおすすめです。

どこから、いつやるか

なるべく毎日同じ時間にやると決めることが、継続して取り組むためのコツです。「時間があったらやる」ではなく、「この時間は片付けの時間」と先に予定に組み込むことで、迷わず行動できるようになります。

例えば、

  • 朝食後の10分
  • 仕事や家事が終わった後の15分
  • 寝る前の5分

など、短くても毎日続けられる時間を設定しましょう。
片付けは一気に終わらせるものではなく、習慣として少しずつ進めることで、気づいた時には空間も気持ちも軽くなっていきます。

いつまでに終わらせるか

計画を立てる際には、「いつまでに全体を終わらせるか」という目標期限も決めておきましょう。ただし、大切なのは無理のないスケジュールにすることです。1部屋を一気に終わらせようとせず、部屋の中を細かく区切り、「今日は押し入れ周りだけ」といったように、1日1エリアだけ取り組む前提で計画を立てます。また、毎日の予定を厳密に決める必要はありません。「〇月中」「年内まで」など、少し幅を持たせ、その目標を紙に書いて目につく場所に貼っておきましょう。そうする事で、意識が途切れにくくなり、片付けを後回しにしにくくなります。

片付けに必要な道具を準備しておこう

片付けに必要な道具を準備しておこう

片付けをスムーズに進めるためには、事前に必要な道具を準備しておくことが大切です。ゴミ袋、段ボール、ウェットティッシュや雑巾、ラベルやペンなど、仕分けと一時保管に必要なものを用意しておくと、作業中に手が止まりにくくなります。

「物が多い家」の片付けをどこからはじめるか?|4つのコツ

片付けがうまくいかない原因は、能力の問題ではなく「進め方」にあります。一度にすべてを片付けようとすると負担が大きくなり、途中で挫折してしまいがちです。しかし、誰でも無理なく実践できる「4つのコツ」を取り入れることで、片付けは少しずつ、着実に進められるようになります。

片付けエリアを限定する

部屋全部を片付けようとするのではなく、片づけるエリアを限定して進めることが大事です。

例えば、

・引き出し 

・棚 

・机の上 

・シンク下収納

など、短時間で終えられる小さなエリアに区切ります。

限定した片付けエリアの物を全部出す

次に、限定したエリアの物をすべて出します。限定しないで出すと物の多さに圧倒され、片付け初心者の方はそれだけで萎えてしまいますが、限定しておけば心配いりません。決めたエリアの中にある物は、一度すべて外に出しましょう。すべて出すことで、

  • こんなに物があった
  • 使っていない物が多い
    など、現状を客観的に把握できます。

出した物を分類する

次は出てきた物を分類する作業に進みます。ここでのポイントは、最初から完璧な判断をしようとしないことです。まずは、出した物を次の3つに分けていきましょう。

  1. よく使う物・使う物
  2. 今は使っていないが、将来使う物
  3. 使う予定が無い物

さらに上記「3.使う予定がないもの」を以下の3つに分けます

  • 処分する物:役目を終え、手放しても問題ない物
  • 残す物:使う予定はないが、何か理由があって残す物
  • 保留する物:迷いが残る物、気持ちの整理がまだついていない物

ここで重要なのが、「残す物」「保留する物」を部屋に戻さないことです。元の場所へ戻してしまうと、結局片付け前の状態に逆戻りしてしまいます。おすすめなのは、「残す物」「保留する物」をトランクルームなど家の外に一時的に移すこと。物理的に視界から外すことで、

  • 本当に必要かどうかを冷静に考えられる
  • なくても困らないことに気づける
  • 部屋はすぐにスッキリする

というメリットがあります。

物の定位置は「使う頻度」で決める

物の定位置は「使う頻度」で決める

「よく使う物・使う物」「今は使っていないが、将来使う物」は、使う頻度で収納場所(定位置)を決めます。収納には大きく分けて、

・ゴールデンゾーン(目線〜腰の高さ)
・デッドゾーン(高い所・低い所・奥) があります。毎日・週に何度も使う物はゴールデンゾーンへ。年に数回しか使わない物はデッドゾーンへ。このルールを守るだけで、「出しにくいから使わない」「戻すのが面倒で散らかる」という悪循環を防げます。

「物が多い家」の片付けどこから?|処分の方法

処分する物についてですが、売る・寄付する・譲る・預けるなど、選択肢を知ることで、気持ちの負担を減らしながら片付けを進められます。ここでは、無理なく始められる“捨てない片付け”の方法を具体的に紹介します。

片づけた物を売る(フリマ・買取)

売ることの最大のメリットはお金に変わること。但し、ブランド品、状態の良い衣類、小型家電などは向いていますが、使用感が強い物や需要の低い物は不向きです。

セカンドストリート

メルカリ

BOOKOFF

HARD・OFF

片付けた物を寄付する

寄付は「誰かの役に立つ」という心理的満足感が得られる方法です。ただし、寄付できる物には条件があります。

  • 清潔で再利用可能な状態
     洗濯・清掃済みで、破れや大きな汚れ、強いにおいがないものが基本です。
  • 安全に使用できるもの
     壊れている物、部品が欠けている物、使用に危険が伴う物は寄付すべきではありません。
  • 受け入れ先のルールに合っているもの
     団体ごとに受け入れ可能な品目や状態が異なるため、事前確認が必要です。国内寄付は仕分け基準が厳しいことが多く、海外寄付では送料がかかる場合がある点にも注意しましょう。

片付けた物を譲る

家族や友人、地域掲示板などで譲る方法もあります。この場合は、状態を正直に伝えることがトラブル回避のコツ。「無料だから何でもOK」と思われがちですが、受け取る側の負担も考慮しましょう。

片付けた物を回収・リサイクルに回す

自治体回収やリサイクルは、最も確実で手間の少ない方法です。家電はリサイクル法対象品かどうかを確認し、衣類は回収ボックスの利用も検討しましょう。

「保留する物」をデジタル保管する

「保留する物」をデジタル保管する

思い出の品などは写真データ化することで、いつでもスマホやPCから確認できる状態にできます。実物が手元になくても、必要なときにすぐ見られるため、「身近に置いている」ような安心感が生まれます。

そして重要なのは、デジタル保管は“捨てるための準備”ではないということ。データとして残したうえで、あなたに合った選択肢を選べばいいのです。「手元に残す」「フリマや買取サービスで売る」「必要な人に寄付する」「家族や知人に譲る」「自治体や店舗で回収・リサイクルする」「すぐに判断できない物はトランクルームに預ける」このように、いったんデジタルで「手元にある状態」をつくることで、焦らず・後悔せずに次の行動を選べるようになります。

Amazon Photos

Google フォト

どうしても手放せない物はトランクルームに預けよう

片付けを進めるほど、「今は捨てられない」「判断がつかない」物が必ず出てきます。思い出の品、季節家電、来客用布団、子どもの作品などは、使う頻度は低いのに、手元にあるだけで収納を圧迫しがちです。無理に捨てようとすると罪悪感が増え、片付け自体が止まってしまうことも。そんなときは、暮らしに必要な物だけを家に残し、迷う物はいったんトランクルームに預けるのがおすすめです。

サブクロは、屋内に自分専用スペースを借りるタイプのトランクルームですが、便利な集荷・配送サービスが付いています。規定回数内(クローゼットタイプは月8回、ボックスタイプは月4回)であれば、集荷・配送ともに月額料金に含まれており、追加費用は一切かかりません。

サブクロは、屋内に自分専用スペースを借りるタイプのトランクルームですが、便利な集荷・配送サービスが付いています
(クローゼットタイプは月8回、ボックスタイプは月4回)であれば、集荷・配送ともに月額料金に含まれており、追加費用は一切かかりません。

また、社内規定の研修を受けたコンシェルジュが、お客様のお荷物を一つひとつ丁寧に収納いたします。そのため、重い荷物の運搬や車の運転が苦手な主婦の方やご高齢の方でも、安心してご利用いただけます。今なら月額1か月無料+6か月間7,980円のキャンペーンを実施中です。(2026年3月31日まで)

「物が多い家」に戻らないための片付けルール

片付けは「終わらせること」よりも、「保つこと」のほうが重要です。せっかく整えた空間も、日々の習慣が変わらなければ、あっという間に元の状態に戻ってしまいます。リバウンドを防ぐためのポイントは、「定位置を守り続ける」「物を増やさない」の2つです。

定位置を守り続ける

定位置を守らない行動「とりあえず置く」が積み重なると、散らかりの原因になります。使ったら元の場所に戻しましょう。使用頻度別に決めた定位置を守り続けることで、「あるはずの物がない」状態が解消され、「仕方なく買い足す」ことで「物が増える」ことが無くなり、片付けされた状態がキープされます。

所有する物の上限を決める

もう一つのポイントは「カテゴリーごとに適正量を決め、上限を超えたら必ずどれかを手放す」というルールを持つことです。

例えば、
・トップスはクローゼット1段に収まる分
・タオルは家族人数×○枚
・文房具は引き出し1つ分まで

といったように、適正量は収納スペースを基準に量を決めるのがポイントです

適正量を超える新しい物を1つ迎えたら、同じカテゴリーの物を1つ手放す。これを徹底することで、物の総量は増えません。「捨てるのが嫌だから買わない」この心理が自然と働くようになるのも、大きなメリットです。

まとめ

物が多い家の片付けは、「一気に頑張ること」でも「捨てる覚悟を決めること」でもありません。
大切なのは、今の暮らしに必要な物を見極め、無理のない手順で少しずつ整えていくことです。

物が多く、片付けられなかった人が、物を適量に抑え、片付けられるようになれば、様々ないいことが 起こります。今日、引き出し一段を整えることからでも十分です。小さな成功体験を積み重ねながら、あなたにとって心地よい暮らしを手に入れてください。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

【記事監修】
近藤 彰(こんどう あきら)

トランクルーム サブクロの収納アドバイザー (整理収納アドバイザー準 1 級)
これまでに多くの収納改善・保管環境の相談を担当。収納理論と現場経験をもとに、初心者でも実践しやすい「正しい保存・保管メソッド」を発信中。

関連情報