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マンション大規模修繕のベランダ荷物片付け完全ガイド|撤去荷物・開始時期・保管方法

マンション大規模修繕のベランダ荷物片付け完全ガイド|撤去荷物・開始時期・保管方法

マンションの大規模修繕が決まったとき、「ベランダの荷物は全部片付けないといけないの?」「ウッドデッキや植物はどうすればいい?」と悩んでいませんか?

特に、長年ガーデニングを楽しんできた方や、ベランダを収納スペースとして活用している方にとっては、大規模修繕に向けた片付けは大きな負担に感じられるかもしれません。大切なのは、工事に支障が出ないよう整理しながら、必要なモノを無理に処分せず収納することです。

この記事では、マンション大規模修繕でベランダの片付けが必要な理由から、片付けを始めるタイミング、荷物ごとの対応方法、一時的な収納方法までわかりやすく解説します。まずは、ご自宅のベランダにある荷物がどの程度移動・撤去の対象になるのか確認してみてください。

目次

大規模修繕でベランダの片付けが必要な理由と基本ルール

大規模修繕でベランダの片付けが必要な理由と基本ルール

大規模修繕では、防水工事や外壁補修を行うため、ベランダの荷物の移動・撤去を求められるケースがほとんどです。

まずは、大規模修繕でベランダの片付けが必要になる理由と基本ルールを紹介します。

ベランダ・バルコニーは「共用部分」だから全撤去が原則

マンションのベランダやバルコニーは、専有部分ではなく「共用部分」に分類されるのが一般的です。

普段は自由に利用できますが、管理規約上は共用部分として扱われています。また、一般社団法人 マンション管理業協会の「マンション生活はじめの一歩」でもベランダは共用部分であると記載されています。そのため、大規模修繕では管理組合や施工会社の指示に従い、ベランダ内の荷物の撤去が必要です。

特に、次のようなものは移動や撤去を求められるケースが多くあります。

・ウッドデッキ
・ジョイントタイル
・人工芝
・プランター
・物置
・収納ボックス
・ゴミ箱
・サンシェード

「ずっと置いていたから問題ない」と考えず、工事前には一度ベランダ全体を確認してみてください。

片付けをしないと工事が進まない・追加費用が発生するリスク

ベランダの荷物を撤去しないまま工事日を迎えると、工事の遅延や追加費用につながり、ほかの居住者に迷惑をかける可能性があります。

たとえば、防水工事では床面全体を施工するため、ウッドデッキやタイルが残っていると作業を進められません。また、プランターや収納ボックスが多い場合は追加対応が必要となり、費用や日程に影響することもあります。

トラブルを防ぐためにも、案内が届いた段階で少しずつ片付けを進めてみてください。

大規模修繕の案内・通知書で必ず確認すべき3つのポイント

大規模修繕の案内が届いたら、まず次の3つを確認しておきましょう。

・ベランダ荷物の撤去期限
・室外機や給湯器の取り扱い
・ベランダ使用禁止期間

特に注意したいのが撤去期限です。大規模修繕工事開始日とベランダの荷物撤去期限は異なることが多く、「工事の1~2週間前までに片付けを完了してください」と案内されるケースもあります。

また、マンションによっては室外機を施工会社が移動する場合もあれば、居住者側で対応するケースもあります。後から慌てないためにも、通知書が届いたら早めに内容を確認し、不明点は管理会社や管理組合へ相談してみてください。

大規模修繕前のベランダ片付けはいつから始める?スケジュールの目安

大規模修繕前のベランダ片付けはいつから始める?スケジュールの目安

大規模修繕のベランダ片付けは、工事直前になってから始めるよりも、余裕を持って進めることが大切です。

特にウッドデッキや大量のプランター、収納ボックスなどがある場合は、想像以上に時間がかかることがあります。また、保管場所の確保や不要品の処分にも日数が必要です。早めに取りかかっておくことで、こうした準備を慌てずに進められます。

ここでは、大規模修繕に向けたベランダ片付けのスケジュール目安を紹介します。

着工通知から逆算する片付け開始のベストタイミング

ベランダの片付けは、着工通知や工事説明会の案内が届いた段階から少しずつ始めるのがおすすめです。

大規模修繕では、工事開始の数か月前から案内が配布されることが一般的です。しかし、「まだ先の話だから」と後回しにしてしまい、撤去期限直前になって慌てる方も少なくありません。

特に、次のような荷物が多い場合は、早めに準備を始めたほうが安心です。

・ウッドデッキやジョイントタイル
・大型のプランター
・収納ボックスや物置
・ガーデニング用品
・ベランダ家具

荷物が少ない場合でも、まずはベランダ全体を見渡して「何を移動する必要があるのか」を整理してみてください。

工事期間中(約2~4週間)はベランダが使用不可になる

大規模修繕の工事全体は3か月~半年程度に及びますが、ベランダが使えなくなるのはそのうちの一部の期間です。防水工事や外壁補修、足場の設置・解体などを行う間は、ベランダへの立ち入りが制限され、目安として2~4週間ほど使用できなくなるのが一般的です(期間は工事内容やマンションの規模によって異なります)。

特に次のようなことができなくなる可能性があります。

・洗濯物を外へ干す
・植物の管理をする
・収納ボックスから荷物を出し入れする
・ベランダで作業する

作業員が出入りするため、植物の管理方法や荷物の保管場所は早めに検討しておくと安心です。

直前になって慌てないための準備スケジュール表

大規模修繕のベランダ片付けは、次のスケジュールを目安に進めると比較的スムーズです。

時期やること
工事2~3か月前通知書を確認し、撤去対象の荷物をリストアップする
工事1~2か月前荷物を「室内保管」「別の収納場所へ移動」「処分」の3つに分類する
工事3~4週間前トランクルームや一時保管場所を確保する
工事2~3週間前ウッドデッキ・人工芝・ジョイントタイルの撤去を始める
工事1~2週間前プランター・収納ボックス・ガーデニング用品を移動する
撤去期限当日ベランダ全体を確認し、清掃して引き渡す

気を付けたいのが、植物や家庭菜園用品です。ベランダで育てている植物が多い場合は、室内へ移動できるスペースがあるか、家族と事前に相談しておく必要があります。また、ウッドデッキやジョイントタイルは想像以上に枚数が多く、取り外しや積み重ね作業に時間がかかることもあります。

工事直前に慌てないためにも、「処分するもの」「室内へ移動するもの」「別の収納スペースへ移動するもの」を早めに分けておくことをおすすめします。

大規模修繕で撤去・移動が必要になるベランダの荷物一覧

大規模修繕で撤去・移動が必要になるベランダの荷物一覧

マンションの大規模修繕では、「どこまで片付ければいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

実際には、ベランダに置いてあるほとんどの荷物が移動や撤去の対象になります。ただし、設備機器のように居住者が勝手に移動できないものもあるため、すべて同じように対応すればよいわけではありません。

ここでは、撤去・移動が必要な荷物を紹介します。

ウッドデッキ・人工芝・タイル(ジョイントマット)

マンションの大規模修繕で特に撤去を求められることが多いのが、ウッドデッキや人工芝、ジョイントタイルです。防水層の劣化状況を確認したり、防水材を再施工したりするケースが多く、床面を完全に露出させる必要があるためです。

主な対象は次のとおりです。

・ウッドデッキ
・人工芝
・ジョイントタイル
・すのこ
・ゴムマット
・屋外用カーペット

「一部だけ残しておけば大丈夫」と考える方もいますが、原則として全面撤去を求められるケースがほとんどです。なかでもウッドデッキは枚数が多くなりやすいため、早めに保管方法を検討してみてください。

物置・収納ボックス・ゴミ箱・サンシェード

収納用品や日よけ用品も、移動対象になることが一般的です。

次のような、ベランダで使用している収納ボックスや物置は、作業員の動線確保や足場設置の妨げになる場合があります。また、強風による飛散リスクがあるため、工事期間中は撤去を求められることも少なくありません。

・ベランダ用物置
・収納ボックス
・ゴミ箱
・屋外ラック
・折りたたみテーブル
・ベンチ
・サンシェード
・オーニング

収納用品が多い場合は、保管場所を早めに決めておくとスムーズです。

ガーデニング用品・観葉植物・家庭菜園のプランター

ガーデニングを楽しんでいる方にとって、植物の移動は大規模修繕で最も悩ましい問題のひとつかもしれません。

しかし、プランターや鉢植えをベランダへ残したままでは工事ができないため、一時的な移動が必要になります。

主な対象は次のとおりです。

・観葉植物
・鉢植え
・プランター
・家庭菜園用品
・培養土
・肥料
・支柱
・ガーデニングラック

特に大型の植木鉢は重量があるため、直前になってから移動しようとすると負担が大きくなります。植物を無理に処分する必要はありませんので、室内や別の収納スペースへの移動方法を検討してみてください。

室外機・給湯器・洗濯機など設備関連の取り扱い

設備機器については、自分で判断して移動せずに、管理会社や施工会社へ確認することが大切です。

室外機や給湯器は配管や配線が接続されているため、勝手に動かすと故障や事故につながる可能性があります。一般的な取り扱いの例をまとめました。

設備一般的な対応
エアコン室外機工事内容によって一時移設や養生を行う場合がある
給湯器基本的には設置したまま工事を行うケースが多いが、工事内容によって対応が異なる
洗濯機ベランダ設置の場合は移動や使用制限が発生する場合がある
BS・CSアンテナ足場設置や外壁工事に伴い一時撤去・移設する場合がある
物干し金物工事範囲によって一時撤去する場合がある

対応方法はマンションや工事内容によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

アイテム別!大規模修繕に向けたベランダ片付け・処分方法

アイテム別!大規模修繕に向けたベランダ片付け・処分方法

ベランダの荷物を片付ける際、「何を移動して、何を処分すればよいのかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。

特にウッドデッキや植物、大型の収納用品などは、一般的な引っ越しとは異なる対応が必要になることがあります。また、大規模修繕は工事全体で3か月~半年に及ぶことも多く、その間ベランダが使えない期間も生じるため、一時的な保管方法まで考えておくことが大切です。

ここでは、荷物ごとの片付け方法や保管のポイントを紹介します。

ウッドデッキやタイルを傷つけずに撤去・保管するコツ

ウッドデッキやジョイントタイルは、再利用を前提に取り外し、保管しておくのがおすすめです。

マンションの大規模修繕では、防水工事のために全面撤去を求められることが多くあります。しかし、無理に外したり積み重ねたりすると破損する可能性があるため注意が必要です。以下に、取り外す際のポイントを整理しました。

・取り外し前に全体写真を撮影する
・配置順がわかるよう番号を付ける
・汚れを軽く落としてから保管する
・直射日光や雨を避けて保管する
・反りや変形を防ぐため平らに積む

なかでも枚数が多い場合は、工事後に元通りへ戻すためにも写真を残しておくことをおすすめします。

植物・ガーデニング用品を枯らさず一時保管する方法

ベランダで植物を育てている方にとって、大規模修繕は最も悩ましい問題です。長年育ててきた観葉植物や家庭菜園のプランターを手放したくないと感じるのは、ごく自然なことです。まずは一時的な保管方法を考えてみてください。

主な保管方法は次のとおりです。

保管場所向いているもの
室内の窓際観葉植物・ハーブ・小型鉢植え
リビングや空き部屋中型の観葉植物・プランター
実家や知人宅大型の鉢植え・樹木系植物
室内収納スペース鉢・支柱・肥料・ガーデニング用品
トランクルームウッドデッキ・収納ボックス・園芸資材など植物以外の荷物

なお、植物そのものは日光や風通し、水やりが必要になるため、トランクルームへの収納には向きません。一方で、ウッドデッキやガーデニング用品、空になったプランター、収納ボックスなどは一時的な収納スペースへ移動しやすい荷物です。

「植物は残したいけれど、関連用品の置き場所がない」と悩む場合は、自宅以外の収納スペースを活用する方法も検討してみてください。

室外機は移動が必要?管理会社・施工会社への確認事項

大規模修繕では、外壁塗装や防水工事のために室外機を一時的に移動するケースがあります。しかし、移動方法はマンションごとに異なるため、事前に管理会社・施工会社に確認しておくと安心です。

以下に、確認ポイントを整理しました。

・室外機は居住者対応か施工会社対応か
・エアコンは工事期間中も使用できるか
・移設費用の負担は誰になるか
・給湯器への影響はあるか
・洗濯機置場への制限はあるか

特に夏場や冬場の工事では、エアコンが使えない期間の有無も確認しておくと安心です。

室内に保管スペースがない場合はトランクルームの活用がおすすめ

「荷物を移動しなければならないのはわかったけれど、室内に置く場所がない」と悩む方も多いのではないでしょうか。特にウッドデッキや収納ボックス、ガーデニング用品などはかさばりやすく、工事期間中ずっと室内へ置いておくのが難しいケースもあります。

そんなときは、無理に処分するのではなく、一時的な収納スペースを活用する方法もあります。

宅配型トランクルームの「サブクロ」では、コンシェルジュがご予約日時にご自宅に伺い、お荷物やボックスを引き取ります。ベランダにある大量の荷物を移動することなく収納できるため、移動や片付けの負担を最小限に抑えられるのが特徴です。

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大規模修繕は一時的な工事です。
大切な荷物を無理に処分するのではなく、自分の暮らしに合った収納方法を検討してみてください。

関連記事:荷物預かりサービス「トランクルーム」の上手な使い方

不要になった荷物を効率的に処分する方法(粗大ゴミ・リサイクル)

大規模修繕は、ベランダの荷物を見直す良い機会でもあります。ただし、「工事までに片付けなければならないから」と焦って処分を決める必要はありません。

長年使っていない収納用品や劣化したウッドデッキなどがある場合は、この機会に整理してみるのもひとつの方法です。

主な処分方法は次のとおりです。

処分方法向いているものメリット
粗大ゴミ物置、劣化したウッドデッキ、大型収納ボックス比較的安価に処分できる
自治体回収プラスチック製プランター、小型収納用品、人工芝の一部費用を抑えやすい
リサイクルショップ状態の良い物置、ガーデン家具、収納ラック処分費用を抑えられる可能性がある
フリマアプリ・地域掲示板ウッドデッキ、ジョイントタイル、プランター、園芸用品必要としている人へ譲りやすい
不用品回収業者大量の荷物をまとめて処分したい場合短期間で片付けやすい

ただし、大規模修繕では工事日程が決まっているため、直前になって処分を始めると回収予約が間に合わないことがあります。特に、粗大ゴミは自治体によって数週間先まで予約が埋まることもあるため、工事通知が届いた段階で計画的に進めることが大切です。

また、「今は使っていないけれど、工事後にまた使いたい」という荷物もあるかもしれません。そのような場合は無理に処分するのではなく、一時的に収納スペースを確保する方法も検討してみてください。

マンションの大規模修繕で起こりやすいベランダのトラブルと対策

マンションの大規模修繕で起こりやすいベランダのトラブルと対策

大規模修繕では、ベランダの荷物に関するトラブルが少なくありません。

荷物の撤去漏れや設備の確認不足が原因で、工事の遅延や近隣住民とのトラブルにつながることもあります。とはいえ、大規模修繕を経験するのは初めてという方も多く、何に注意すべきかわからないのは当然です。

ここでは、実際によくあるトラブル事例と対策を紹介します。

「撤去できない荷物」があった場合に発生する施工トラブル

大型の物置やウッドデッキなど、撤去できない荷物が残っていると工事が進められないことがあります。大規模修繕では、防水工事や外壁補修のためにベランダ全体を作業スペースとして使用するケースが多く、荷物が残ったままだと予定どおり施工できません。

場合によっては施工日程の変更や追加対応が必要になり、管理組合や施工会社へ負担がかかることもあります。通知書に記載された撤去期限を確認し、早めに移動方法や収納場所を検討しておくことが大切です。

避難ハッチ・隔て板まわりの荷物が引き起こすクレーム事例

大規模修繕では足場の設置や点検作業のため、普段以上に避難経路や作業動線の確保が求められます。そのため、避難ハッチや隔て板の周辺に物置・プランター・自転車などを置いていると、撤去や移動を求められることがあります。

避難ハッチや隔て板は、火災や地震などの非常時に避難経路となる重要な設備です。実際、一部の自治体でも周辺に物を置かないよう注意喚起をしています(出典:金沢市「避難ハッチの下に物を置くと人命にかかわる重大事故につながる恐れがあります!」)。

工事を機に、これらの設備の前に物を置いていないかを確認し、荷物を戻す際もふさがないようにしておくと安心です。

工事中の汚れ・破損トラブルを防ぐための事前対策

工事中は養生シートで保護されますが、すべての荷物を完全に守れるわけではありません。高圧洗浄による水はねや塗装工事による飛散、資材搬入時の接触などによって、荷物が汚れたり傷ついたりする可能性があります。

特にガーデニング用品や屋外家具など、長期間ベランダに置いていた物は劣化している場合もあります。トラブルを防ぐためにも、大切な荷物は事前に移動し、必要に応じて写真を撮影して状態を記録しておくと安心です。

騒音・塵埃(じんあい)・塗料臭による生活ストレスへの対処法

大規模修繕では、足場設置や高圧洗浄、外壁補修などさまざまな作業が行われるため、騒音や塵埃、塗料臭が発生します。そのため、在宅勤務をしている方や小さなお子さま、高齢者がいる家庭では負担を感じることもあるかもしれません。

工事スケジュールを事前に確認し、騒音が大きい日には外出を予定するなどの工夫も有効です。また、塗装工事期間中は換気方法について施工会社からの案内を確認しておくと安心です。

足場設置で気になるプライバシー・視線対策

足場が設置されると、作業員が窓の近くを通る機会が増えます。工事中のプライバシーが心配という方も多いのではないでしょうか。特にリビングや寝室がベランダに面している住戸では、普段より視線を意識する場面が増えることがあります。

そのため、レースカーテンや遮像カーテンを活用したり、外から見えやすい場所にある貴重品を移動したりしておくと安心です。工事期間中だけの対策でも、精神的な負担を軽減しやすくなります。

大規模修繕後のベランダを快適に使うための再配置のポイント

大規模修繕後のベランダを快適に使うための再配置のポイント

大規模修繕が終わると、早くベランダを元の状態へ戻したくなるものです。しかし、工事直後は防水層の養生期間や排水設備の確認など、再配置の前に注意したいポイントがあります。

また、せっかくベランダがきれいになったタイミングだからこそ、これまでの収納方法を見直す良い機会でもあります。

ここでは、大規模修繕後も快適にベランダを使い続けるためのポイントを紹介します。

工事完了後すぐにモノを戻してはいけない理由(防水層の養生期間)

大規模修繕が終わったからといって、すぐにウッドデッキやプランターを戻してよいとは限りません。

ベランダの防水工事が行われた場合、防水材が完全に硬化するまで養生期間が設けられることがあります。この期間中に重い荷物を置くと、防水層に傷やへこみが生じる可能性があるため注意が必要です。

特に、次のような荷物は慎重に扱ったほうがよい場合があります。

・大型プランター
・物置
・収納ボックス
・ウッドデッキ
・ジョイントタイル

養生期間は施工方法や工事内容によって異なるため、工事完了後に配布される案内や施工会社の指示を確認してみてください。焦って荷物を戻すよりも、防水性能を長く維持することを優先することが大切です。

排水溝・ドレンを塞がない置き方のルール

ベランダを再配置する際は、排水溝やドレンの周辺を塞がないように注意が必要です。プランターや収納ボックスを密集して配置すると、排水不良によって防水層の劣化や漏水トラブルにつながる可能性があります。

再配置する際は以下を意識してみてください。

・排水溝の周囲に30cm程度を目安に空間を確保する
・大型プランターは排水溝付近を避ける
・定期的に落ち葉や土を掃除する
・ドレン周辺は目視点検しやすい状態にする

普段は問題なく見えても、台風や大雨の際に排水不良が発覚するケースもあります。荷物を戻す際には、排水経路を意識した配置を心がけてみてください。

次の大規模修繕(約12年後)に備えたベランダ収納の見直し

マンションの大規模修繕は、一般的に12~15年程度の周期で実施されます(出典:国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査 p.10」)。

そのため、今回の工事を機にベランダ収納の方法を見直しておくと、次回の修繕時の負担を軽減しやすくなります。

たとえば、重量のあるウッドデッキや大型物置は、将来的な移動作業が大きな負担になることがあります。一方で、分割しやすい収納用品や移動しやすいプランターを選んでおくと、片付けがスムーズになります。また、「今は使っていないけれど手放したくないもの」が増えている場合は、自宅以外の収納スペースを活用する方法もあります。

大切なのは、モノを無理に減らすことではなく、自分の暮らしに合った収納方法を見つけることです。次の大規模修繕で慌てないためにも、ベランダに置くモノの量や収納方法を一度見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

マンションの大規模修繕では、ベランダの荷物を計画的に片付けることが大切です。工事が始まってから慌てないためにも、通知書の内容を確認しながら少しずつ準備を進めておくと安心です。

この記事で紹介したポイントを整理しました。

・ベランダの荷物は原則として移動・撤去が必要

・片付けが遅れると工事や作業の妨げになる

・ウッドデッキやプランター収納は早めの準備がおすすめ

・室外機や給湯器は事前確認が必要

・片付けは工事の2~3か月前から始める

・植物や園芸用品は無理に処分しない

・騒音やプライバシー対策も忘れずに行う

・工事後は排水や防水に配慮して再配置する

大規模修繕のベランダ片付けは、「どれだけ処分するか」ではなく、「工事期間中も大切なモノを適切に管理できるか」が重要です。

ウッドデッキやガーデニング用品など、工事後も使う予定の荷物は無理に手放す必要はありません。室内収納や一時的な収納スペースを活用しながら、自分の暮らしに合った方法を選んでみてください。

まずはベランダを見渡し、「移動するもの」「収納するもの」「処分するもの」を整理するところから始めてみてください。そのひと手間が、大規模修繕期間中の負担を減らし、工事後も快適なベランダ環境を維持することにつながります。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

【記事監修】
サブクロ編集部

整理収納アドバイザーの資格を持つサブクロコンシェルジュが、収納、お片付けに役立つ情報をお届けします。
アイテム別の正しい保管方法や地域別のトランクルーム情報・施設比較など収納のプロが現場の視点で分かりやすく解説。
「収納を増やしたい」「荷物の預け先を探している」など、さまざまなお悩みを解決します。

※サブクロコンシェルジュは荷物の引取りからお届けまで一貫してサポート。単なる配送スタッフではなく、お客様の収納の悩みに寄り添うパートナーです。

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